2007年02月05日

マニュアル

今日、父がお客を家に呼んだため、昨日の夜にババロアを作りました。

久しぶりのお菓子作り、とても楽しかったです。
何より、広い台所と、調理器具がなんでも揃っているという実家パラサイトの特典を最大限に活かすことができました。
(一人暮らしの時には、チーズケーキぐらいしか作れなかったので)

何が楽しいか、というと、マニュアル通りにさえやれば、プロ級のものが作れることでしょうか。
ただ、マニュアル通り、というのも決して簡単なものではないな、と改めて考える今日この頃です。

例えば、コンピュータを使いこなせなかったり、ビデオの録画に四苦八苦する人は、(特に年配の方だと)結構多いですよね。この間、新しいステレオ・コンポを購入した父が、「ラジオの設定ができない」と助けを求めてきました。私はマニュアルを一目見て、あっという間に設定できたのですが、父は同じマニュアルを見ていながらも全然分からなかったそうです。

無意識的に何かを見落としてしまったのでしょう。

また、ただ字面をなぞれば良いか、というとそういうわけでもありません。
何度かお菓子作りで失敗したこともありますが、考えてみればそれは手順がうまく頭に入っていなかったり、そもそもなぜそのような手順が必要なのかを考えていなかったからです。

そこで、今回は準備をする段階で、「なぜこの手順が必要なのだろ」「この背後となっている原理は何なのだろう」とちょっと考えてみました。大したことではありません。参考にしたレシピには多少なりと原理が書いてあり、ああ、ゼラチンは冷めると固まるから最後に氷水につけなければならないんだな、と納得した程度です。

あとは、途中で本を見なくても良いように作業の流れを理解しながら手順を頭の中に叩き込んで、最も効率良く動くにはどのように調理器具を並べれば良いかを考えたくらいです。そして一つ、どうやら変えても差支えがなさそうな作業を発見し、レシピから少し変更してみたのです。

でも、このちょっとした「考える」という手間のおかげで、慌てることも無く、とっても美味しくできました (^^)

bavarois.jpg

思えば、このマニュアルを前にして一旦考える、という作業、どんな仕事にでも当てはまりますよね。

もちろん、数年前の原子炉事故の時のように、ただ効率を上げるためだけのマニュアルの変更だと、とんでもない事態が生じてしまいます。(レシピを勝手に変えてしまうと、失敗するのと同じです)
でも、マニュアルの趣旨を理解した上で、それをさらに活かすための工夫をすれば、決して手を抜いているわけではないのに、作業の効率を上げ、失敗を防ぐことができるんだな、ということを、事務処理を任せられるようになった最近、考えるようになりました。単に頭の体操として楽しい、ということもありますが。

実は、いつも教えているレッスンにもマニュアルがあります。
でも自分でそのマニュアルを解釈し、趣旨を考える、という作業を経なければ、面白くもありませんし、結果を出すこともできません。

やっぱり何事についても、小さな灰色の細胞(little gray cells)の使いよう、ということでしょうか。
posted by EnglishMaster at 00:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

A Long Headache

先週、とあるレベル1のレッスンをやっていたときです。

具合が悪そうね、という同僚の心配に対して、女性が「頭が痛い」と訴える会話の聞き取りをしていました。

一通り聞いた後、「それで、彼女はどこが具合が悪いのですか?」と聞くと、生徒さんの答えは、
"She has a long headache."
でした。

そのような答えを聞くのは初めてだったため、"long headache" とは一体どんな頭痛なのだろう、と一瞬考え込んでしまいました。
実は彼が言いたかったのは "wrong headache" であり、"bad headache" の "bad" をいったん日本語に直して、また英語に直したため、奇妙な言い回しになってしまったのであることに気づくのに、丸々1秒はかかったような気がします。

「今、日本語で考えていたでしょう」というと、彼はドキッとした顔をしたのですが、一々日本語に変換して考えているのか、それとも限定された範囲であっても英語を英語のまま処理できているのかどうかは、結構簡単に分かるものです。

そしてこのような現象は何も初級レベルに限られているわけではありません。
確かその数日前には、レベル6の生徒さんが「"regular theater" では見ることができないような外国映画や古典映画が好きだ」、という台詞を聞き取った際、「彼は"normal theater" では見ることができないような映画が好きです」と答えるのを聞いて、これもまた一瞬止まってしまいました。"abnormal theater" というとんでもない代物を連想してしまいましたから。

思うに、学校英語の段階でまじめに勉強した人ほど、この「一々日本語に直す」、という作業から抜けだすことができないことが多いですね。

この状態から脱皮できなくても、実はある程度はやっていけます。現に後者のレベル6の生徒さんは様々なトピックにつき、かなり流暢に話すことができていました。頭の回転が速いのでしょう。

でもこの癖が抜けないと、新しいフレーズを解説してもらわないと覚えられなかったり、何が自然なコロケーション(連語)になるのかという感覚をなかなか身につけることができなかったりします。そして、これは一旦ある程度高いレベルまで到達してしまえばしまうほど、矯正するのは難しいみたいです。

そのレベル6の生徒さんを先日、また教えたのですが、まじめな彼は教科書に進出単語の日本語の対訳をびっしり書き込んでいました。本当はどうせなら英英辞書で調べておいて欲しかったのですが、「英語で説明できますか?」と聞かれてもちゃんと理解できていたようだったので、まあ今更目くじらを立てることもないかな、と思いました。
(多岐なトピックスに渡って雑談をしながらレッスンを進めている状態なので、そこで自然に英語だけで理解する場面も増えてくると思います)

問題はレベル1の方。今からならまだ比較的容易に英語脳を作れる状態のはずです。ちゃんとアドバイス通りに復習してくれると良いのですが...
posted by EnglishMaster at 16:07| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

hit, hit, hit

少し古いものですが、また字幕ネタです。

数日前、メイク落としの儀式(私はクレンジング料を顔になじませ、テレビを見ながら20分ほどマッサージするのが好きなのです)のお供のためにケーブルテレビ上で『マイ・ネーム・イズ・アール』を見ていたときのこと。

画面上では大学の男子学生寮(厳密には fraternity house)で、ブラウニーを食べている二人の男子学生の間にこんな会話が交わされていました。

"Is it hitting you yet?"

"No, not yet."

どうやら、そのブラウニーにはマリファナが入っていて、それが「効いているのか?」「いや、まだだ」という内容である、と検討が付いたのですが、なんと字幕は、

「殴られているのか」

「いや、まだだ」

のような内容だったのです。(録画していなかったため、確認することができず、少し記憶が曖昧かもしれません)

なんか、場面にそぐわないな、と考えていたところ、ハチに刺された主人公が唇と耳を真っ赤に腫れ上がらせた状態でその部屋にやってきたのです。
ドアを開けてその哀れな彼を見たブラウニー一号は、

"Oh, yeah, it's hitting me."

みたいなことを言い、バタンとドアを閉めてしまいました。
つまり、「ついにマリファナが効き始めて、これは幻覚に違いないから無視してしまえ」ということだったのでしょう。

でも字幕は相変わらず、

「ああ、殴られたよ」

でバタンとドアを閉める、という事の流れになってしまっていました。
これはニュアンスがどうのこうの、という次元ではないですね。明らかに画面上で起こっている出来事と食い違っているのですから。
字幕製作者にはブラウニーの持つ意味が良く理解できなかったのでしょうか。
(とはいえ、私自身、幸か不幸かこの麻薬入りのブラウニーを食べたわけではなく、一体どこでこの知識を仕入れたのかが思い出せないのです)


ところで、この "hit" という動詞、考えてみると結構曲者です。

大分前に紹介した、"check" に勝らずとも劣らぬほど、多様な意味で用いられていますね。

先週、ある上級レベルの生徒さんを教えていたときに、テキストに
"now on the anti-globalization movement's hit list" という面白い表現があったのですが、その方はこの表現を理解するのに少し苦労してしまいました。これは "hit chart" のことなのか、と。
(ちなみに "hit list" とは、"hit" が「殺す」という意味で用いられることから転じた「抹殺対象者のリスト」を意味するものであり、前述の表現は「反グローバリゼーション運動に狙われることになった」のようなニュアンスになります)

さて、少々マニアックな域に入り込んでいきますが、"check" のときに習って動詞での使い方を挙げていくと、まず、
1. 殴る I hit the desk out of frustration.
2. 打つ I hit the ball out of the park.
3.当たる  Four out of the five arrows hit the target.
4. ぶつかる A car hit me as I was coming across the intersection!
5. ぶつける I hit a car with my bike the other day.
6. 襲う The tsunami hit the bay at around 5 a.m. / The robbers hit the bank at exactly 2 p.m.
7. 効く The beer really hit the spot!
8. [ hit the books というフレーズとして] 勉強する I guess I should go home and hit the books now if I want to pass the biology exam tomorrow.
9. 殺す

などが思いつきます。

他にもあったはずだと思い、愛用の英英大辞典を見たら...

まだ触れていない定義が10以上残っていることに気付き、とても今晩中にこの記事を仕上げるのは無理だということを思い知らされました。
申し訳ありません。

ということで、続きはまた後日に。
brownies.jpg
posted by EnglishMaster at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

"wanna" の正しい発音

留学の落とし穴のひとつとして、スラングを身につけて乱発するようになってしまう、というものがあると思います。

これも数週間前のことになってしまうのですが、同僚の一人が、レッスン中に教えている生徒さんがいきなり"F***" と言ったため、どう対処しようか困ってしまった、と言っていました。

(その方はイギリスに短期の語学留学に行って帰ってきたばかりで、そのような言葉を口にするのがいかにも本物の英語らしく、かっこいい、とでも思ったのでしょう)

で、その同僚が困った一番の理由は、というと、レッスンの中でそのような言葉を使うべきでないからではありません。
その生徒さんの発音が彼の耳には "faack" となんとも間が抜けて聞こえたため、発音が間違っていることを指摘するべきか、そして正しい発音を教えてあげるべきかを迷ったのです。

ここで、わざわざ卑語の正しい発音を論じても仕方がないと思います。
このような言葉をいくら連発しても、決してナチュラルな英語を話していると尊敬されないばかりか、教養と語彙が乏しい、と思われるのがおちですから。

ただ、卑語(expletive)とはまた次元が違う口語的表現(colloquialism)でも同じように「単にカタカナ的に真似をしたために決まらなくなってしまう」というものがあり、これはちょっとしたコツを伝授する価値はあるかな、と思いました。

それは、"want to" の省略形に当たる、"wanna" です。
(以前の記事でも軽く触れたことがありますし、知恵蔵で同じような内容の回答を投稿したこともあるため、またか、と思われるかもしれませんが、ご了承ください)

wanna の方がいかにも流暢な英語を話している感じがするため、これも特に留学帰りの人など、ついつい使ってしまうという日本人は実に多いような気がします。

もちろん、ビジネスの場であれば、wanna を使うことはあまり望ましくありません。きちんと want to や I'd like to を使うように心がけるべきです。
(後者の方が丁寧ですが、前者も自分の意思の強さを前面に出したいときには有効です)
同僚の中には、洗練された印象を与えられないから、という理由で、いちいち訂正する人もいるぐらいです。

でも、そのような彼でも、興奮して話すスピードが上がると、時々"wanna"になってしまいます。
つまり、本人が"want to" と言っているつもりで自然に wanna になってしまったのなら仕方がないが、いかにも流暢に話しているように見せることを狙ってわざと "wanna" を使った場合には、相手に馬鹿にされてしまう、と言えるでしょう。

では、なぜわざとやっているかが分かるかと言うと、「ワナ」という風に、二音節が均等の強さで発音されているからです。これでは非常にだらしがなく聞こえます。

そこで、"want to" をよりナチュラルに発音するための、ちょっとしたコツです。
1. WANT to と、want の方を圧倒的に強く発音する
2. "t" の度に舌を口蓋につけるのは面倒くさいために、wan' to という風に、最初の "t" の代わりにちょっとした休符を入れる
できれば、これはきっちりおさえておきましょう。
律儀に "want to" と均等に発音しているようでは、いつまで経ってもネイティブと同じスピードで話せるようにはなりませんから。

wanna はこの1つに減った "t" が訛って "n" になってしまっただけです。つまり、自然に wanna になった場合には、"WANna" という感じで、最初の音節の方が圧倒的に強いままなのです。この強弱の差の決まり具合で、話している本人が "want to" と言っているつもりなのか、はじめから "wanna" と言うつもりなのかが分かります。

だから、"24" や "The West Wing" でスーツをびしっと着込んだ人々が時々 "wanna" と言っても、ちゃんと締まりがあり、さほど違和感がないのです。

というわけで、皆さん、自己点検してください。
かっこ良さそうだから、という理由でわざと "wanna" を連発していませんか?また、"want to" と言ったとき、聞こえる "t" の音はひとつに減らせていますか?
前者の質問の答えがNo、後者の質問の答えがYesになっていれば、自信を持ってください。自然で美しい英語の発音に確実に近づいています。
posted by EnglishMaster at 14:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月20日

レベル1の威力

今のスクールで教え始めて4年強、同じ教材を何百回、何千回と教えています。
中上級の新教材は一昨年導入されたものですが、初級の教材は私が入社したときに使い始めたものであるため、もうほとんど暗記してしまっています。

同僚が時々「現在完了進行形を扱う単元は何?」や「レベル2の第10章のトピックスは?」と聞いてきますが、そのときいつも即座に答えられるため「お前、もっとマシなことに頭を使えよ」と呆れられてしまっているほどです。

(生徒さんがある構文で躓いてしまったとき、「それはレベル3の第一章を見て復習すれば良いよ」などと指摘できるのは便利ですが)

でも、そんな状況でも、未だに新鮮な発見があったりします。

数週間前、道順をテーマにしたレベル1のレッスンを教えていたときのことです。

CDを聞いて、テキスト上に書かれている指示を順番通りに入れ替える、という内容のことをやっていたのですが、より実用性を持たせるために、最近は、聞いた内容を基に簡単な地図を書く、というアクティビティーも加えています。

で、その生徒さんに「地図を描いてください」と言ったところ、頭を捻りながら一応描けたのですが、大事な情報が抜けていました。

「"Turn right at the third light," とあったので、曲がる前のこの通りに信号が必要ですね」と言いながら、信号を書き込んであげたときです。
「"Turn right at the third light," で、"At the third light, turn right," では無いのですね?それとも両方使えるのですか?」と質問が来たのです。
(その方ははじめてのレッスンで、レッスンの冒頭で「コミュニケーションが成り立つには質問に答えるだけではダメです。ですから、どんどん質問をしてください。そのための訓練もします」と言ったのが効いていたのかもしれません)

実は、以前にこれをやってもらったときも、曲がった後の通りに信号を書き込んだ人がいて、なぜだろう、と思ったのですが、この質問を聞いてはじめて納得しました。
日本語では「三つ目の信号で右折」であるため、「右折、三つ目の信号で」という順番で情報を与えられると混乱してしまっていたのです。

そこで、これは英語の本質に触れてもらう良い機会だ、と考え「確かに"At the third light, turn right," という言い方もありますが、"Turn right at the third light," の方が原則です。なぜなら、英語では常にアクションの方が先に来るからです。"At the third light" は付随情報に過ぎないでしょう?だから後回しになるのです」と説明しました。

その生徒さんはしきりに感心していましたが、私は逆に疑問を感じてしまいました。なぜ、このような質問をせずに、すらすらと地図を描けてしまう生徒もいるのだろうか、というものです。

そのときに気付いたのが、すらすらと地図を描ける人のほとんどがレベル1の冒頭から始めており、動詞が先に来る、という原則をいやと言うほどすでに叩き込まれている、ということだったのです。
(質問をした生徒さんはたまたま、少し基礎があるということでレベル1の中盤から始めた方でした)

例えば、
「コンピュータは机の上にあります」は "The computer is on the desk,"
「私は今日、メガネをかけていません」だったら "I'm not wearing glasses today," になり、いずれも日本語とは全く語順が異なりますが、これはいずれも道順が出てくる第7章以前にやる構文です。このような内容の文をパッと作文できるレベルにあれば、"Turn right at the third light," と言われても全然混乱せずに済むのでしょう。
そして、第一章からスパルタ式にしごかれている生徒さんは(これはちょっと大げさかもしれませんが)実際にこれぐらいの文であればスラスラと口から出てくるのです。

これを考えると、レベル1と言えど決して侮れないな、と思います。
基本的な語順(動詞が先に来ることや、「コーヒー五杯」が "five cups of coffee" になることなど)が一通りカバーされているし、日本語ではほとんど同じような文である「彼女は背が高い」と「彼女は脚が長い」が英語では全く違う動詞を使わなければならないことにも慣れます。"I'd like a chicken," と "I'd like some chicken," の違いを通じて可算名詞・不可算名詞の違いにも触れますし、また現在形・現在進行形・過去形・過去進行形の4つに限られているとしても、きちんと時制を使い分けるように訓練されます。

つまり、いわゆる「英語らしさ」を構成する要素の大部分に触れる機会があるのです。

この時点において強固な土台ができており、この範囲においてだけでも「英語で考えて、話す」ということができれば、とりあえずのコミュニケーションには困りませんし、もっと難しいレベルに上がってからも苦労しません。(なんせ、レベル1と言えどもブロークンな英語は許されず、必ずフル・センテンスで話すことが求められますから)
またカバーする内容が限られている分、教える側としては冠詞や前置詞のような細かい点までチェックすることができます。

家を建てるときに基礎工事がしっかりしていれば大地震があっても大丈夫であるのと同じように、語学も基礎にこそ一番時間をかけなければならないと思います。
レベル3あたりになって躓いてペースダウンしてしまっている人は、レベル1程度の質問を英語のまま理解し、答える、ということができていない人ばかりです。

だから、レベル1は簡単だから、と決して馬鹿にはしないように。
実はものすごく奥が深いのです。
posted by EnglishMaster at 22:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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