先週の "Does it suit?" で約束した、オススメの教科書の話です。
残念ながら、英会話の教科書をそこまで厳しく比較検討しているわけではありません。それに英語だけで書かれた教科書で英「会話」を独学で勉強するのはかなり難しいと思います。
もしすでにどこか学校に通うなり先生についているなりしているのであれば、そこで薦められた本を使うのが一番でしょう。むやみに手を広げても墓穴を掘ってしまうだけです。
では何を推薦したいのかというと、文法書です。
ただ「とりあえず通じる」だけでは飽き足らない、正確な英語を使えるようになりたい、と考えているのであれば、良い文法書は欠かせません。
自分で使っていて良いな、と思っているのが Muphy と Smalzer 共著の"Grammar in Use Intermediate"
この本は見開き2ページで一つのポイントをカバーしており、左側に解説、右側に練習問題、という形式が用いられています。なぜあらかじめ決まっている上海への出張について語るときは "I will go to Shanghai tomorrow," よりも "I'm going to Shanghai tomorrow," の方が良いのか、など多くの日本人を悩ませるポイントがイラストつきで分かりやすく丁寧に説明してあります。
実は、これはイギリス英語を基本とした"English Grammar in Use"
またこれらの本では英語の基本となる構文がほぼすべて網羅されていますが、あくまでも一通り文法を勉強したが使い分けなどニュアンスの違いがよく分からない、という英語学習者向けに書かれています。なので、著者自身が序文で書いている通り、初心者向けではありません。
学校で習った文法はとうに忘れている、というのであれば、姉妹本"Basic Grammar in Use"
最後に、英文メール等を書くことが多いという方であれば、是非アメリカの高校・大学では必読の書となっている Strunk と White 著の "The Elements of Style"
本文若干85ページという非常に薄い本ですが、正しい句読点の使い方や、よく犯される間違い(ただし、これはネイティブ・スピーカー向きなので、必ずしも該当しないかもしれません)が非常に明快に解説されています。いたずらに難しい語彙や構文を一切排除するよう意識して書かれているため、とても読みやすいです。
日本語で書かれた文をそのまま英語に直した場合、非常に複雑で不自然な文になってしまう傾向がありますが、この本に書かれたルールを参考にすれば、より簡潔で誤解のない文章に書き直すことができるでしょう。
実はこの本、例文が非常に愉快で、想像力を刺激するものであるため、これを読んだ画家が例文を題材にしたイラストつきの新版
ちなみに、この本の著者の一人である E.B. White は数年前に映画化された『スチュアート・リトル』("Stuart Little"
(イラスト版)