2005年11月06日

学校英語のレベルの高さ

時々英会話学校の宣伝で「学校英語は使えない!」という内容のものを目にします。

実はこのような内容の宣伝はあまり好きではありませんし、賛同することもできません。学校英語も決して捨てたものではないのです。(逆に最低6年、大学での教養課程を入れれば最低8年の苦労を全否定するようなところに自分の英語力の向上を託す人々がたくさんいるらしいことに驚きます)

実際、私が今勤めているスクールが数年前に教材を大幅に変えたときにはそのうちの大きな理由の一つがそれまでの初級レベルの教材では生徒さんの潜在的知識 (passive knowledge) が十分に活かされないからつまらない、というものでした。

中学校の教科書を丸暗記したらちゃんとしゃべれるようになった、という人の話を新聞で読んだことがありますが、それは十分にありうることだと思います。
大学受験レベルともなればかなり難しい語彙 (difficult vocabulary) や複雑な構文 (complex structures) を扱うことになります。

今日、あらためてそのことを実感しました。

妹の誕生日パーティで彼女と久々に顔を合わせたのですが、アドバイスが欲しいと言われて参考に見せてもらったのが彼女が教えている私立中学校の3年生向けの実力テストの問題でした。
それを見ると、正しい前置詞の使い分けなど今教えている社会人の生徒さんが苦労しているような問題がずらりと並んでいました。また「『今度お会いするのを楽しみにしています』を英語に直せ、などかなり実用的 (practical) な問題も。「これ、みんなちゃんと答えられるの?」と聞くと彼女は「それぐらいはできるよ」とさらりと答えていました。

では、なぜ大人になってから苦労する人が多いのでしょうか。

一つは忘れてしまう、ということだと思います。これは使わなければ仕方がないことですよね。
二つ目には受身的な内容が多いこと、かもしれません。実際妹に見せてもらった問題にも穴埋め・並べ替えが多く、作文の問題はごくわずかで、しかも日本語から英語に直す、というものでした。入試問題にはそういうものが多いため、仕方がないのかもしれませんが、人に与えられたものを英語に直すだけではなく、自分の頭で考えた内容を言葉にする訓練が足りないのではないでしょうか。
最後にはやっぱり教師の質でしょうか。同僚の中には普通の中学校や高校でALT (Assistant Language Teacher) として教えている、もしくは教えた経験のある人がかなりいますが、彼らは「英語の先生でも英語がしゃべれない人が多い」と言っています。これでは音読であっても正しい発音やリズムを教えることができないため、「読めるが聞き取れない」という人を生み出すことになりますよね。

とりあえず考え付く理由はこれぐらいですが、みなさんはどう思いますか?
是非ご意見のほどをよろしくお願いいたします。
posted by EnglishMaster at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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