サプライズ人事 (surprising appointments) を期待していたマスコミの期待を裏切り、改革維持を重視した実務型内閣 (reformist cabinet) 、と評価されるとともにアジアの近隣諸国 (neighboring countries) からは外交路線に関して強硬派 (hard-liners) が多いと批判されています。
さて、内閣は英語で cabinet。
閣僚は一般に cabinet members と呼ばれます。
しかし、個々のポストの名前となると、議院内閣制 (parliamentary system) を採っている日本やイギリスと大統領制 (presidential system) を採っているアメリカでは大きく異なります。
イギリスや日本では個々の閣僚は "Minister" (大臣)になります。
例えば、麻生外務大臣は "Foreign Minister Aso"、「総務大臣」のように訳語が長ったらしくなってしまうものであれば "Minister of Internal Affairs and Communications" と Minister を先頭に持ってきます。
首相は、一般的には数ある大臣の「同輩中の主席」であることから Prime Minister と呼ばれています。大統領と首相が両方いる国(例えばドイツ、フランス、イスラエル)でも首相は Prime Minister、閣僚たる cabinet members の多くは ministers に当たりますね。
(ちなみに、日本では首相は大臣を自由に任免できること、など単なる「同輩中の主席」よりも格段に強い権力を持っています)
例外は強力な大統領制を採っているアメリカです。
アメリカでは内閣はあくまでも大統領を補佐する機関と位置づけられています。なので、各省庁のトップも Minister (大臣)ではなく Secretary (長官)となっています。
例えば、ライス国務長官の肩書きは "Secretary of State"。ラムズフェルド国防長官は "Secretary of Defense"。
しかし、どのようなシステムであっても民主的な抑制と均衡(checks and balances)が働くようになっている点では共通しています。
例えば、日本では総理大臣が自由に各大臣を任免することができますが、大臣の過半数は選挙によって選ばれた国会議員でなければなりません。
アメリカでは大統領がどのような人を閣僚に選ぶかに関しては何の制約もありませんが、どの人事も議会 (congress) による承認 (confirmation) を経なければなりません。
どちらのシステムの方がより民主主義 (democracy) の理念に合致していると思いますか?


