今度彼女が出版する本から抜粋されたものですが、共感する女性が多いのか、昨日から「最もEメールされた記事」の首位をキープしています。
その記事ではなぜ男性が同僚よりも秘書と結婚したがるのか、なぜこの傾向が最近になって顕著になってきているのか、それに対して女性の対応はどう変化しているのかが鮮やかに描かれています。
その中で彼女が使う表現があまりにも面白いので、ここでちょっと紹介をさせていただきます。興味のある方は The New York Times で是非もとの記事をチェックしてみてください。今週の日曜日までは無料で読めます。
なぜ男性ができれば自分より学歴や社会的地位の低い女性に惹かれるのかについて、男性は早くから自分のデリケートなエゴ (fragile egos) を守るためできる (high-achieving) 女を避けることを覚えると解説してありました。記事で紹介されたニュース番組ではインタビューされたハーバード・ビジネス・スクールの女子学生が自分の学歴を一切口にしないという話も。彼女たちによると、Harvard Business School は "H-bomb"([恋愛の破壊力抜群の]水素爆弾)に当たるのだとか。もちろん、逆に男性が「僕はHBSに行ってるんだ」といえば、女が群がりはじめます。
映画でもこの流れは顕著に出ているとも指摘されていました。例えばここ数年内にヒットした "Spanglish"、"Maid in Manhattan"、"Love Actually" などには男と張り合うよりも面倒を見てあげることに喜びを感じる女性が理想として描かれており、"Spanglish" や "Love Actually" ではまともな会話どころか言葉が通じない人同士が恋に落ちる。
もはや平等を求める (seek equality) 女性は自己中心的なナルシスト (selfish narcissists) 、そして愛されるよりは捨てられてしまう存在 (objects of rejection rather than affection) とみなされつつあるという現実の投影だというのです。
またデートの流れについての考察では以下の話も。
現代の女の子はデートの前に Googling (検索エンジン「グーグル」を用いて相手について調べ上げること)や Bikramming (今アメリカで人気のホット・ヨガで体を鍛えること)という作業が入る点が昔とは違います。
でもそんな女の子でもデートの最後を締めくくるのは "the Offering" (「申し出」)。これは食事代を一部負担するという申し出だが、あくまでも insincere な bid に過ぎないというわけです。そしてこの offer を断らずに accept すれば、その男性はそこでおしまい (it's over!)
平等がうたわれていた時代 (the Age of Equality) においては割り勘 (going Dutch) が流行っていたこともあったが、いまやたとえ女性のほうがデートの相手の男性より収入が多いとしても、she expects him to pay (彼が払うのが当然と思っている)
理由はお金を払わせることによってその男性に対する自分の魅力を再確認し (prove her desirability) また恋愛関係を暗示するため (to signal romance)。
で、その代償で男が求めているのはセックス。今やどの年代の女性でも Jessica Simpson や Eva Longoria のような sex kitten(子猫のように可愛らしい、性的魅力に溢れる若い女性)を目指しており、objectification (具象化、ここでは性の対象としてのみ見られること)に反抗 (fight) するよりもむしろそれを歓迎 (welcome) しているのだ、と。
かなり過激な感じがしますが、どう思いますか?
私個人は Offering の話に共感できますね。自分に恋愛感情を抱いているのかな、と思っている男性が「いいよ。俺が払うよ」と言ってくれなければがっかりしますし、同時に「こいつはダメだ」ということになりますね。
ただし、その反面で自分が絶対恋愛の対象と見ることができない男性におごられるのは絶対に嫌です。
かくして先週の土曜日、彼氏にする気が全く無い男性の友達にフレンチ・レストランに連れて行かれた私はすばやく勘定の約半分に該当する紙幣をトレーの上に置いてしまいました。
口先で抗議しただけで結局は私の offer を accept した彼を見ての感想は三つ。
一つは「良かった」という安堵感。二つ目は「損をした」。三つ目は「やっぱりこいつはダメだな」。
世の中にはその気が全く無い男性から貢がれても素直に喜ぶことのできる女性がたくさんいるみたいですが、一瞬彼女たちが羨ましく思えましたね。


