2005年10月01日

"L"と"R"と「ラリルレロ」

先日 ”B" と "V" の話を書きましたが、発音 (pronunciation) を教えるのって結構難しいな、とつくづく感じます。
また、教えるなら日本人、もしくは日本語がちゃんと話せる外国人の方が絶対に良い (definitely better) とも思います。

なぜなら、日本語特有の癖 (idiosyncrasies) が分かっていないと、なかなかポイントが分からないからです。

"My Fair Lady"のヒギンズ教授を思い出してください。彼は Eliza (映画ではAudrey Hepburn の役)がしゃべるコックニー・アクセントのどこをどう矯正しなければいけないのか、きちんと心得ていましたよね。

使っている発音専用の教材にも一応教師向けのレッスン・プランと教えるポイントが書いてありますが、はっきり言って使えません (completely useless)。一般論 (generalizations) しか書いていないからです。

今日発音練習専用の教材の最終章をやっていた生徒さんを教えましたが、彼は最初の章で押えたはずの "L" と "R" の違い、すなわち両方とも日本語の「ラリルレロ」とは違うというポイントが初耳だったみたいです。
(違いを具体的に指摘したらすぐにできるようになりましたが、まだまだ慣れるには練習が必要みたいです)

さて、違う音だからこそ逆に、英語を母国語とする人は日本語のラ行を正確に 言えないことが多いです。
これに気づいたことはありますか?

私の親友の一人にラーメンが大好物で、彼女(今は奥さん)の名前もラ行で始まるという人がいますが、彼もラ行を全部英語の [r] に変えてしまうので、時々好きなものぐらい正確に発音しなさい、とからかったりします。
彼も一応発音の仕方の違いは知っているのですが、慣れないと難しいみたいで、いつも2、3回練習しないと「ラ」がきれいに出てこないですね。

たまにラ行がきちんと発音できる外国人にお会いすると、それだけで感動してしまいます。
今日仕事の後に何気なく行ったパーティでも、帰り際に一人のアメリカ人から「ラリーです」と完璧な日本語の発音で自己紹介をされたときには本当に目を丸くしてしまいました。
(子供のときに一度日本語を勉強したか、あるいは生まれつき耳が良い (have an ear for languages) 場合でなければ達し得ないレベルでした)


ちなみに、辞書に載っている発音記号、あれは IPA (International Phonetic Association ) が出している International Phonetic Alphabet に準拠したものですが、それによると日本語のラ行には独自の発音記号があるということをこの間初めて発見しました。

興味があるマニアックな方は是非ここをチェックしてみてください。
"Approximant" と "Alveolar" の軸が交差するところにある、[r] をさかさまにした形のが日本語の「ラ行」の子音部分に当たります。

具体的な発音のポイントはまた次回に。
posted by EnglishMaster at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/7576236

この記事へのトラックバック