2005年09月28日

See, Watch and Look At

今朝、久しぶりにこの違いを説明するのに苦労してしまいました。

ちなみに、これらの三つの言葉の違い、分かりますか?
実はこの間、同じく帰国子女で、某有名私立中学で英語を教えている妹でさえも「あまり違いを意識していなかった」 と言っていたのにはかなりびっくりしたのですが (^^;

see: これは受身的に (passively) 「見える」こと
watch, look at: これは choose to see つまり能動的に (actively) 「見る」こと
ただし、
watch は動くものや変化するもの(映画、テレビの画面、サッカーの試合、誰かが姿を現すかもしれない窓など) を見ているとき、
look at は動かないもの (絵画、写真、テレビの筐体、ショールームの中の車)を見ているときに使います。

だから、
Please look at the picture. What do you see?
という風に組み合わせて使えるんですよね。
また、時計を見るときには秒針の動きを注視 (watch the second hand move) していない限り、look at の方が自然です。なんせ時間を確認するためには時計を一瞥する (glance at)だけですからね。

で、普通はこの程度の簡単な説明で納得してもらえるのですが、今朝の生徒さんはそれでもしきりに首をかしげ、「see の使い方がよく分からない」 と言うのです。

仕方が無いので、日本語だと「見る」と「見える」の違いですね、と言ったところ(ちなみに生徒さんはレベル1でしたが、以上の説明はすべて英語でしました)思い切り墓穴を掘ってしまいました。
また首をかしげられ、挙句の果てに日本語で 「分からない」 の一言。
ううう。
気を取り直して、目の動きをコントロールして「見た」場合と、目に情報が入ってくる場合の違いだ、とジェスチュアと例文を交えて説明したところ、やっと分かってもらえました。やっぱり日本語を使うべきではなかった (;_;)

ところが、その生徒さん、その後に面白いことを言ったのです。"I see" は "I understand" と同じですよね?だから混乱したのです、と。

そこで、多くの人間の場合、目から得る情報が判断のベースになるので、見えること=理解することなんですよ、と説明しました。

実はこれ、昨日読み終わった "The Definitive Book of Body Language" という本に書いてあったことです。その本によれば人の目の動きを観察することによって、視覚情報をベースにしゃべっているのか、聴覚情報をベースにしゃ べっているのか、それともその他の感覚的な情報を手がかりにしているのかが分かるというのです。そして調査した人の 35% が視覚情報重視派で、そういうひとほど "I see", "Let me show you" (この使い方では show は「見せる」の他に「示す」や「証明する」 も意味します)"get the picture" (大枠を理解する)等のフレーズを使うことが多いそうです。

言葉って面白いですよね。
posted by EnglishMaster at 13:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 文法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お邪魔してみました。
そういえば、何で腕時計はWatchなんでしょうね。
面白くてじっと見てたんでしょうかねえ・・・?
Posted by ダバダ火振 at 2006年05月10日 15:15
ダバダ火振さま、ご来訪ありがとうございました! m(_ _)m

で、興味ある質問だったので、調べてみたところ、どうやら watch が「寝ている者を起こすための小型の時計」と言う意味で最初に使われたのは16世紀後半みたいですね。

あと名詞としての watch には「見張り」や「警備」という意味もあります。
(例えばレンブラントの名作『夜警』の英語でのタイトルは "Night Watch"です)
なので、watch に立つ人が持ち歩くもの、という意味もあったのかもしれませんね。
Posted by EnglishMaster at 2006年05月12日 00:39
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