2005年12月28日

How are you?

今朝、いつも通りにレッスンの冒頭で生徒さんに
"How are you?"
と尋ねると、
"It's OK."
という返事が返ってきました。

これはまずいな、と思い、"No, how are YOU?" と最後の "you" を強調して繰り返したところ、怪訝な顔をされてしまったので、"I'm fine," とこちらから教えてあげました。
すると、「えっ、"It's OK" ではダメなのですか?」と聞かれてしまいました。
別に丸っきり通じない、というわけではありませんが、相手が元気かどうかを尋ねているのに答えが "I" ではなく "It" で始まるのはちょっとおかしいですよね。

実はこのようなとんちんかんなやりとりは決して稀ではありません。最近よくあるやりとりが、
"How are you?"
"It's cold."
そのような答えを聞く度に知りたいのは天候ではないのに、と思うのですが、実は恥ずかしながら私もこのような答えを一々訂正するのは少し億劫で、直さないこともあります。
(だからこそこのような間違いが蔓延しているのかもしれません)

あと、この質問に対する不思議な答えの部類に入るのは
"I'm bad,"
でしょうか。実はこの"bad" という言葉、主語が人である場合には人格的・道徳的に問題がある、という意味を持つため、"I'm bad," は「俺は不良だ」と同義になってしまう点に注意しましょう。
(ちょっと古いですが、80年代のマイケル・ジャクソンの歌で "I'm BAD!" と連発する歌がありましたよね。あんな感じです)
"I feel bad," もどちらかと人格的・道徳的な問題に結びつきやすいので、「具合が悪い」よりは「後ろめたい感じがする」という意味で理解されることの方が多いです。

では具合が悪い場合には何というべきでしょう。
個人的なオススメは "I feel sick." というストレートな表現か、"I feel terrible." あたりですね。"terrible" は "very bad" と同義なのになぜ、と思われるかもしれませんが、"terrible" の場合には後ろめたさを通り越して本当に気分が悪い状態を指すため、体の調子が良くない場合にも通用する、というわけです。
理由になっているような、なっていないような...

実はこの "How are you?" という質問、本当に答えを求めているわけではないのです。ある意味では形通りの挨拶に過ぎません。なので、よほどのことが無い限り、同じく形通りに "I'm fine," と答えてしまうのが一番無難ではないか、と思います。

以前、日本語を勉強しているオーストラリア人の同僚に向かって得々と「日本人は通常の挨拶においては相手の健康状態のような立ち入ったことを聞くべきではないと考えているので、"How are you?" のような質問は苦手なのですよ」と勝手な自説を述べたのですが、「日本語にも『元気ですか?』という表現があるじゃないか」と反論されてしまいました。
それ以後、彼は私の顔を見るたびににやにや笑いながら日本語で「元気ですか?」と聞いてきます。
私は仕方なくいつもにっこり笑って「はい、お蔭様で」と答えています。

でもやっぱり日本語では病人を見舞う場合は別にして、毎日のように「お元気ですか?」とは聞かないような気がするのですが (;_;)
posted by EnglishMaster at 23:57| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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