2005年12月13日

レストランは食べられる?

今日、久しぶりに典型的な間違いを耳にしました。

どのレストランに行こうか、というロール・プレイをしているときに、生徒さんの一人が"Isola"という名前のレストランを挙げて、

"The pizzeria tastes good."

と言ったのです。
「あのピザ屋さんは美味しい」と言いたかったということはすぐ分かったのですが、このような場合、私はいつも一瞬だけ頭の中で誰かがレストラン備え付けのテーブルや椅子をがりがりかじっているのを想像してしまいます。

英語では日本語よりも論理的に厳密な主語と述語の一致が求められるな、と思うのはこのようなときです。

すなわち、"taste good" のような場合、その主語になりうるのはあくまでも食べられるものだけです。

"The pizzas there taste great!"
"The desserts at the Mikuni Café are delicious!"
なら問題ないのですが、レストランそのものを食べることができない限り、
"The Mikuni Café is delicious,"
はかなりおかしい英語となってしまうのです。

同じく時々違和感を感じる文が
"My work was busy."
です。
「忙しかった」のは自分であって、仕事ではありませんよね?この文を聞くと、レポートの束が鉢巻を締めてせっせとひとりでに動いている場面を想像してしまうのは私だけでしょうか。あくまでも自分「が」仕事「で」忙しかった、のですから、
"I was busy with work,"
という風に表現を変えなければ正確性に欠けるような気がします。

と、ここまで書いてふと疑問に感じることがあります。
「仕事が忙しい」とは本当に正確な日本語なのでしょうか。論理的に考えれば日本語においても「仕事で忙しい」としなければおかしいような気がしてしまいます。
同じく「あのレストランは美味しい」よりも「あのレストランのピザは美味しい」の方が誤解を招かない表現なのではないか、と。

みなさんはどう思われますか?

ronri.jpg
(東大の野矢茂樹先生は、著書において日本語は決して非論理的な言語ではなく、日本語も論理的に使うことはできるし、論理的に使われるべきだと仰っています。しかし、私としては、どうしても日本語の方が非論理的な間違いが目立たないような気がしてしまうのです。)
posted by EnglishMaster at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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