2007年01月24日

hit, hit, hit

少し古いものですが、また字幕ネタです。

数日前、メイク落としの儀式(私はクレンジング料を顔になじませ、テレビを見ながら20分ほどマッサージするのが好きなのです)のお供のためにケーブルテレビ上で『マイ・ネーム・イズ・アール』を見ていたときのこと。

画面上では大学の男子学生寮(厳密には fraternity house)で、ブラウニーを食べている二人の男子学生の間にこんな会話が交わされていました。

"Is it hitting you yet?"

"No, not yet."

どうやら、そのブラウニーにはマリファナが入っていて、それが「効いているのか?」「いや、まだだ」という内容である、と検討が付いたのですが、なんと字幕は、

「殴られているのか」

「いや、まだだ」

のような内容だったのです。(録画していなかったため、確認することができず、少し記憶が曖昧かもしれません)

なんか、場面にそぐわないな、と考えていたところ、ハチに刺された主人公が唇と耳を真っ赤に腫れ上がらせた状態でその部屋にやってきたのです。
ドアを開けてその哀れな彼を見たブラウニー一号は、

"Oh, yeah, it's hitting me."

みたいなことを言い、バタンとドアを閉めてしまいました。
つまり、「ついにマリファナが効き始めて、これは幻覚に違いないから無視してしまえ」ということだったのでしょう。

でも字幕は相変わらず、

「ああ、殴られたよ」

でバタンとドアを閉める、という事の流れになってしまっていました。
これはニュアンスがどうのこうの、という次元ではないですね。明らかに画面上で起こっている出来事と食い違っているのですから。
字幕製作者にはブラウニーの持つ意味が良く理解できなかったのでしょうか。
(とはいえ、私自身、幸か不幸かこの麻薬入りのブラウニーを食べたわけではなく、一体どこでこの知識を仕入れたのかが思い出せないのです)


ところで、この "hit" という動詞、考えてみると結構曲者です。

大分前に紹介した、"check" に勝らずとも劣らぬほど、多様な意味で用いられていますね。

先週、ある上級レベルの生徒さんを教えていたときに、テキストに
"now on the anti-globalization movement's hit list" という面白い表現があったのですが、その方はこの表現を理解するのに少し苦労してしまいました。これは "hit chart" のことなのか、と。
(ちなみに "hit list" とは、"hit" が「殺す」という意味で用いられることから転じた「抹殺対象者のリスト」を意味するものであり、前述の表現は「反グローバリゼーション運動に狙われることになった」のようなニュアンスになります)

さて、少々マニアックな域に入り込んでいきますが、"check" のときに習って動詞での使い方を挙げていくと、まず、
1. 殴る I hit the desk out of frustration.
2. 打つ I hit the ball out of the park.
3.当たる  Four out of the five arrows hit the target.
4. ぶつかる A car hit me as I was coming across the intersection!
5. ぶつける I hit a car with my bike the other day.
6. 襲う The tsunami hit the bay at around 5 a.m. / The robbers hit the bank at exactly 2 p.m.
7. 効く The beer really hit the spot!
8. [ hit the books というフレーズとして] 勉強する I guess I should go home and hit the books now if I want to pass the biology exam tomorrow.
9. 殺す

などが思いつきます。

他にもあったはずだと思い、愛用の英英大辞典を見たら...

まだ触れていない定義が10以上残っていることに気付き、とても今晩中にこの記事を仕上げるのは無理だということを思い知らされました。
申し訳ありません。

ということで、続きはまた後日に。
brownies.jpg
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2007年01月23日

"wanna" の正しい発音

留学の落とし穴のひとつとして、スラングを身につけて乱発するようになってしまう、というものがあると思います。

これも数週間前のことになってしまうのですが、同僚の一人が、レッスン中に教えている生徒さんがいきなり"F***" と言ったため、どう対処しようか困ってしまった、と言っていました。

(その方はイギリスに短期の語学留学に行って帰ってきたばかりで、そのような言葉を口にするのがいかにも本物の英語らしく、かっこいい、とでも思ったのでしょう)

で、その同僚が困った一番の理由は、というと、レッスンの中でそのような言葉を使うべきでないからではありません。
その生徒さんの発音が彼の耳には "faack" となんとも間が抜けて聞こえたため、発音が間違っていることを指摘するべきか、そして正しい発音を教えてあげるべきかを迷ったのです。

ここで、わざわざ卑語の正しい発音を論じても仕方がないと思います。
このような言葉をいくら連発しても、決してナチュラルな英語を話していると尊敬されないばかりか、教養と語彙が乏しい、と思われるのがおちですから。

ただ、卑語(expletive)とはまた次元が違う口語的表現(colloquialism)でも同じように「単にカタカナ的に真似をしたために決まらなくなってしまう」というものがあり、これはちょっとしたコツを伝授する価値はあるかな、と思いました。

それは、"want to" の省略形に当たる、"wanna" です。
(以前の記事でも軽く触れたことがありますし、知恵蔵で同じような内容の回答を投稿したこともあるため、またか、と思われるかもしれませんが、ご了承ください)

wanna の方がいかにも流暢な英語を話している感じがするため、これも特に留学帰りの人など、ついつい使ってしまうという日本人は実に多いような気がします。

もちろん、ビジネスの場であれば、wanna を使うことはあまり望ましくありません。きちんと want to や I'd like to を使うように心がけるべきです。
(後者の方が丁寧ですが、前者も自分の意思の強さを前面に出したいときには有効です)
同僚の中には、洗練された印象を与えられないから、という理由で、いちいち訂正する人もいるぐらいです。

でも、そのような彼でも、興奮して話すスピードが上がると、時々"wanna"になってしまいます。
つまり、本人が"want to" と言っているつもりで自然に wanna になってしまったのなら仕方がないが、いかにも流暢に話しているように見せることを狙ってわざと "wanna" を使った場合には、相手に馬鹿にされてしまう、と言えるでしょう。

では、なぜわざとやっているかが分かるかと言うと、「ワナ」という風に、二音節が均等の強さで発音されているからです。これでは非常にだらしがなく聞こえます。

そこで、"want to" をよりナチュラルに発音するための、ちょっとしたコツです。
1. WANT to と、want の方を圧倒的に強く発音する
2. "t" の度に舌を口蓋につけるのは面倒くさいために、wan' to という風に、最初の "t" の代わりにちょっとした休符を入れる
できれば、これはきっちりおさえておきましょう。
律儀に "want to" と均等に発音しているようでは、いつまで経ってもネイティブと同じスピードで話せるようにはなりませんから。

wanna はこの1つに減った "t" が訛って "n" になってしまっただけです。つまり、自然に wanna になった場合には、"WANna" という感じで、最初の音節の方が圧倒的に強いままなのです。この強弱の差の決まり具合で、話している本人が "want to" と言っているつもりなのか、はじめから "wanna" と言うつもりなのかが分かります。

だから、"24" や "The West Wing" でスーツをびしっと着込んだ人々が時々 "wanna" と言っても、ちゃんと締まりがあり、さほど違和感がないのです。

というわけで、皆さん、自己点検してください。
かっこ良さそうだから、という理由でわざと "wanna" を連発していませんか?また、"want to" と言ったとき、聞こえる "t" の音はひとつに減らせていますか?
前者の質問の答えがNo、後者の質問の答えがYesになっていれば、自信を持ってください。自然で美しい英語の発音に確実に近づいています。
posted by EnglishMaster at 14:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月20日

レベル1の威力

今のスクールで教え始めて4年強、同じ教材を何百回、何千回と教えています。
中上級の新教材は一昨年導入されたものですが、初級の教材は私が入社したときに使い始めたものであるため、もうほとんど暗記してしまっています。

同僚が時々「現在完了進行形を扱う単元は何?」や「レベル2の第10章のトピックスは?」と聞いてきますが、そのときいつも即座に答えられるため「お前、もっとマシなことに頭を使えよ」と呆れられてしまっているほどです。

(生徒さんがある構文で躓いてしまったとき、「それはレベル3の第一章を見て復習すれば良いよ」などと指摘できるのは便利ですが)

でも、そんな状況でも、未だに新鮮な発見があったりします。

数週間前、道順をテーマにしたレベル1のレッスンを教えていたときのことです。

CDを聞いて、テキスト上に書かれている指示を順番通りに入れ替える、という内容のことをやっていたのですが、より実用性を持たせるために、最近は、聞いた内容を基に簡単な地図を書く、というアクティビティーも加えています。

で、その生徒さんに「地図を描いてください」と言ったところ、頭を捻りながら一応描けたのですが、大事な情報が抜けていました。

「"Turn right at the third light," とあったので、曲がる前のこの通りに信号が必要ですね」と言いながら、信号を書き込んであげたときです。
「"Turn right at the third light," で、"At the third light, turn right," では無いのですね?それとも両方使えるのですか?」と質問が来たのです。
(その方ははじめてのレッスンで、レッスンの冒頭で「コミュニケーションが成り立つには質問に答えるだけではダメです。ですから、どんどん質問をしてください。そのための訓練もします」と言ったのが効いていたのかもしれません)

実は、以前にこれをやってもらったときも、曲がった後の通りに信号を書き込んだ人がいて、なぜだろう、と思ったのですが、この質問を聞いてはじめて納得しました。
日本語では「三つ目の信号で右折」であるため、「右折、三つ目の信号で」という順番で情報を与えられると混乱してしまっていたのです。

そこで、これは英語の本質に触れてもらう良い機会だ、と考え「確かに"At the third light, turn right," という言い方もありますが、"Turn right at the third light," の方が原則です。なぜなら、英語では常にアクションの方が先に来るからです。"At the third light" は付随情報に過ぎないでしょう?だから後回しになるのです」と説明しました。

その生徒さんはしきりに感心していましたが、私は逆に疑問を感じてしまいました。なぜ、このような質問をせずに、すらすらと地図を描けてしまう生徒もいるのだろうか、というものです。

そのときに気付いたのが、すらすらと地図を描ける人のほとんどがレベル1の冒頭から始めており、動詞が先に来る、という原則をいやと言うほどすでに叩き込まれている、ということだったのです。
(質問をした生徒さんはたまたま、少し基礎があるということでレベル1の中盤から始めた方でした)

例えば、
「コンピュータは机の上にあります」は "The computer is on the desk,"
「私は今日、メガネをかけていません」だったら "I'm not wearing glasses today," になり、いずれも日本語とは全く語順が異なりますが、これはいずれも道順が出てくる第7章以前にやる構文です。このような内容の文をパッと作文できるレベルにあれば、"Turn right at the third light," と言われても全然混乱せずに済むのでしょう。
そして、第一章からスパルタ式にしごかれている生徒さんは(これはちょっと大げさかもしれませんが)実際にこれぐらいの文であればスラスラと口から出てくるのです。

これを考えると、レベル1と言えど決して侮れないな、と思います。
基本的な語順(動詞が先に来ることや、「コーヒー五杯」が "five cups of coffee" になることなど)が一通りカバーされているし、日本語ではほとんど同じような文である「彼女は背が高い」と「彼女は脚が長い」が英語では全く違う動詞を使わなければならないことにも慣れます。"I'd like a chicken," と "I'd like some chicken," の違いを通じて可算名詞・不可算名詞の違いにも触れますし、また現在形・現在進行形・過去形・過去進行形の4つに限られているとしても、きちんと時制を使い分けるように訓練されます。

つまり、いわゆる「英語らしさ」を構成する要素の大部分に触れる機会があるのです。

この時点において強固な土台ができており、この範囲においてだけでも「英語で考えて、話す」ということができれば、とりあえずのコミュニケーションには困りませんし、もっと難しいレベルに上がってからも苦労しません。(なんせ、レベル1と言えどもブロークンな英語は許されず、必ずフル・センテンスで話すことが求められますから)
またカバーする内容が限られている分、教える側としては冠詞や前置詞のような細かい点までチェックすることができます。

家を建てるときに基礎工事がしっかりしていれば大地震があっても大丈夫であるのと同じように、語学も基礎にこそ一番時間をかけなければならないと思います。
レベル3あたりになって躓いてペースダウンしてしまっている人は、レベル1程度の質問を英語のまま理解し、答える、ということができていない人ばかりです。

だから、レベル1は簡単だから、と決して馬鹿にはしないように。
実はものすごく奥が深いのです。
posted by EnglishMaster at 22:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

A question of price

This year, I've only bought two items on sale so far.

And not on the 2nd, when all the stores start their beginning-of-the-year bonanzas. In fact, I wouldn't have bought anything at all this month, had it not been for the fact that I needed to take one of my skirts in to be repaired. The label where I'd bought the skirt just happend to have started their sale on the day I went, and I was able to pick up some very nice items.

I've basically sworn off sales for two reasons.

The first is that I don't like crowds; I get enough of them every morning during my commute.
Last year, I stopped by Mitsukoshi in Ginza with my family on our way back from visiting some shrines in Tokyo. It was bedlam. Long lines for the dressing rooms, and clothes piled haphazardly on top of the shelves---it was enough to make me think: "Never again." I may have gotten too used to shopping during the day on weekdays, when I am often the only customer.

The second reason is that while I was weeding out my closet the other day, I realized that all the clothes I don't wear often enough were ones that I'd bought on sale. In other words, I've made some very bad decisions when shopping at sales in the past.

When an item is on sale, and you see words like "50% off", the bargain may seem like something that is too good to pass up. This can lead you to buy it even if you don't really need it. Add to that the fact that even if it's slightly too tight, or too long, or too flashy--i.e. less than perfect--you might still rationalize the purchase with the words: "But at 50% off, you can't really complain."

Case in point: I bought a dress on sale the summer before last, because it fit well, and because, well, it was 70% off. It was actually a little too long for me, but at 70% off, I didn't really care. Unfortunately, on every occasion since that has called for a dress, I've tried it on and decided that it was too long. So after over a year, I have yet to wear it at a real party. I'm seriously considering giving it to one of my sisters, who is 10 cm taller, about the same size, and probably can't afford nice dresses at the moment.

The items in my closet that do see heavy duty are mostly those for which I've paid full price. Because when something IS on the pricey side, it forces you to really think about things like whether you really need it, and how badly you want it. So even if it seems like an expensive purchase in the beginning, I'll get my money's worth and then some in the end.
I'm reminded of a Frenchwoman who once famously proclaimed that she wasn't rich enough to afford cheap things.

So, even when the salesperson told me that the skirts and dresses on one wall had been marked down just that morning, I told myself that I wouldn't buy anything unless I fell in love with it. And I bought a skirt there only because it fit so perfectly that I would gladly have paid full price for it. A true bargain indeed.
(I visited several other labels on my way out, but only bought one more item, since all the other clothes failed the "Would-I-have-bought-it-at-full-price?" test)


I think the same principle can be applied to services like English lessons.

One might decide to take English lessons at a certain school, not because they needed to study English, or because they really liked the school, but simply because the lessons were so cheap that it seemed like a shame to pass on such an opportunity.
I doubt that such people are ever satisfied. Even if they are unhappy, they will probably tell themselves that they got what they paid for, and not really try that hard. And indeed, the schools that get the most complaints seem to be those that charge the lowest prices.

On the other hand, higher prices usually force people to stop and ask themselves: "Do I really need to study English?" "Is this school really right for me?" And if they answer yes to both questions, chances are that they will be motivated to try and get their money's worth out of the lessons.

I'm not saying that low prices are bad, and high prices are good.
Even at schools that tout their low prices as a big selling-point, there are plenty of people who derive great satisfaction out of the lessons because they feel that the school is right for them.

What I'm trying to point out here is that while price may be a deciding factor, I don't think it should ever be the deciding factor. And words like "discount" have the unfortunate effect of making one forget that crucial fact.

A fact that I hope to keep in mind whenever I see the word "sale" this year.
posted by EnglishMaster at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月12日

気分の問題?

音読をやっても、どうしても棒読みになったり、イントネーションが不自然になってしまう人は多いですよね。

今まではそのような状態に対してはシャドーイングをやってみたり、「この言葉を意識しなさい」「ちゃんとフレージングを考えましょう」などと対症療法的に対処してきたのですが、昨日、ひょっとした思いつきで試してみた全く違うアプローチで驚くほどの効果が出たのです。

とても元気で明るい女性二人のグループに、ホテルとホテルのサービスに関する章の最初の部分を教えたときのことです。

ちなみに私はこの単元が結構好きです。

というのも、丁寧な言葉遣いを練習する単元であり、これはかなり教える側としても気分が良いものだからです。

いつも章の冒頭にある写真(ホテルの予約受け付け係らしい女性と、電話中のアジア系のお客様が写っている)を指して、「このホテルは安いホテルですか?それとも高級なホテルですか?」と聞きます。
幸い、今までの生徒さん全員は「高級そうだ」と言っていますが、それに対し「そう、高級なホテルでは、言葉遣いも高級でなければならないのですよ。だからこの章では丁寧な依頼の仕方(polite requests)も練習するのです」とつなげると、「おおお!」と納得してもらえますね。

さて、単元の内容と全体構造を理解していただいた上で、CDでのモデルの会話を聞いてその練習をするのですが、会話を読んで練習する段階になって、昨日の生徒さんたちも完全に棒読みになってしまいました。

さっき、せっかくシャドーイングをやっておいた効果は一体どうなったんだろう、と頭を抱えてしまいたくなった私は、最初の台詞の後にホテルの従業員役をやっていた生徒さんを遮り、彼女に向かって、
"Wait a minute. You work at a really nice, expensive hotel, remember? This means that you have to speak more elegantly."

すると、その生徒さんはきちんと姿勢を正し、教科書を手前に引き寄せたかと思いきや
"○○○ Hotel. Reservations. May I help you?"
をCDそっくりの完璧な発音で言ったのです。そして、その調子で会話の最後まで演じきりました。

これには正直、感動してしまいました。その前の単元の復習で店員の役をやったときの「メイ・アイ・ヘルプ・ユー?」の状態から打って変わって、本当に一流ホテルのフロント嬢が務まりそうな、上品で美しい発音に変わっていたからです。(CDの見本が良い、というのもあるかもしれませんが)

もう1人の生徒さんはそこまで変わることはできなかったのですが(姿勢を正さなかったことが原因?)、それでも棒読み状態からは脱却して、自然なイントネーションに近づくことができました。

「エレガントに話そう」と考えるだけで、発音も美しくなるなんて、すごくありません?
イメージを持つことの大切さをあらかじめ実感する、今日この頃です。

ちなみに、教科書の会話を一通り練習した後、「なるべく教科書を見ないで、想像力を使ってやってみましょう」と言った時。
見事(一時的にではあるかもしれませんが)美しい発音を身につけた生徒さんの最初の台詞は、

"Imperial Hotel. Reservations. May I help you?"

でした(笑)

imperialhotel.jpg
posted by EnglishMaster at 22:35| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

Mr. Noodle

今日、夕食を食べていたときに、NHKのニュースでカップラーメンの生みの親である日清食品の創業者会長、安藤百福の追悼記事がニューヨーク・タイムズのオピニオン欄に載ったことを知りました。

Mr. Noodle と題された記事では、安藤氏を "the ramen noodle guy" (ラーメン野郎)と呼び、その功績を称えています。

興味がある方も多いと思いますので、ここのリンクを張っておきました↓
記事へのリンク


明日時間があれば、追って解説も付け加えたいと考えています。
posted by EnglishMaster at 00:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

Eat up!

先週は妹と一緒に、先月このブログでも紹介した『ザ・ホワイトハウス』シーズン1の前半を見ました。
最初は「政治なんか興味がない」と言っていた妹ですが、だんだん物語りに引き込まれてしまったみたいです。(ただ、背景知識がなさすぎで、コールガールと娼婦はどう違うの?などと一々私に聞くあたりには少しうんざりしてしまいましたが)

母も忙しい中、興味を持って時々一緒に見ていたため、日本語字幕付きで見ていました。
字幕は回によって担当者が違うらしいのですが、全体的に上手く訳せており、勉強になる部分もありました。

ただ、一つだけ明らかに「誤訳」と言えるものを発見しました。
それともわざと全然違う台詞にしたのでしょうか...

第4話の最後の方です。

首席補佐官のレオが仕事に没頭したあまり結婚記念日を忘れてしまったことの埋め合わせとしてお祝いのディナーを企画し、その打ち合わせに仲間の知恵を借ります。結局奥さんはそれらの贈り物に見向きもせず、家を出て行ってしまうのですが、そんなことを仲間に言えないレオは、無理に笑顔を作り、あたかも上手く行ったかのようにふるまいます。

そのとき、1人が「バイオリニストはどうだった?」と聞いたのに対するレオの答えが
"You're right. After a couple of minutes, it was strange having him there, but you know... She ate it up!"
でした。
この字幕は
「やはり妙な雰囲気になってしまったが...料理は最高!」
となっていたのです。

この最後の部分に首を傾げてしまいました。なぜいきなり「料理」を持ち出してくるのか、ということです。(もっとも、この字幕を見た母は喜んでいたので、面白くしようとわざと間違えたことも考えられるのですが)

このように "eat sth up" を口語的に使うときには、私の愛用の辞書の定義を借りれば
4 slang : to exhibit avid interest in or enjoyment of
ということを意味します。

つまり、この場面でレオが言わんとしていたのは「妙な雰囲気になってしまったけど、それでも大いに喜んでくれたよ」ということで、料理には一切触れていなかったはずです。

この表現が良く使われるのは、マイナスの要素が入ってしまっているものを、受け取る側がそのマイナス面を気にせずに喜ぶ場合ですね。(上記の引用例文の "lurid" や "maudlin" が決してポジティブな言葉でない点にも注目してください)
例えば、単にお世辞で言ったつもりのことを相手が額面通りに受け取って、素直に喜んでくれたときに使います。

なお、この "eat sth up" だと、大いに熱中する、喜ぶ、という意味で、人が主語のときに "eat sb up" (e.g. I could just eat you up.)であれば「大好き」「溺愛している」という意味になります。
しかし、人ではないものを主語に持ってきて "eat sb up" という表現にすると ("Her jealousy just ate me up.")「悩ます」「うんざりさせる」というマイナスのイメージに変わってしまいます。
強いて言うなれば、前者は「食う」関係にあり、後者は「食われる」関係にあり、その差である、ということでしょうか。

最後に、目的語もなにもなしに、"Eat up!" と言うこともできます。
これは「召し上がれ!」という意味で、食事の時に使うものです。
posted by EnglishMaster at 21:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月03日

お正月用語

昨日は都内の神社二ヶ所に初詣に行ってきました。
振袖で初詣をしている人も何人かみかけ、妹と一緒に「結婚してしまう前に一度はやってみたいよね」という話になりました。

我が家はどちらかというといわゆる「伝統的な」日本のお正月を重視しているかもしれません。
海外で暮らしていたころは、お正月こそが日本人としてのアイデンティティーを再認識する機会であったため、大晦日にはNHKの海外向けの放送で紅白歌合戦を見、年が明けると妹たちと着物を着こんで百人一首をやるぐらいの徹底ぶりでしたから。

その一環として始めたのが、おせち料理作りで、これは今でも続いています。

osechi.jpg

今教えている教材で、自国の新年の迎え方について語る、という単元があるのですが、おせち料理がどのようなものであるのかを説明するのに、意外と苦労する人が多いですね。おせち料理を食べる人が少なくなってきていて、しかも自宅で作るのはそのさらに一部になってしまっているからでしょうか。

分からない場合には、Wikipedia などのページを見ると良いですね。かなり親切に解説してありますし、意味が分かっていると不思議なことにありがたみも美味しさも増します。

伝統文化一般に言えることですが、日本の料理を英語で紹介するときの基本は、とりあえず日本語名でそのまま紹介して、背景事情を分かりやすく説明することです。

せめてそれだけでおせちの基本が整うと言われている肴三種の田作り、黒豆(black soybeans)、数の子(herring roe)に関してちゃんと背景事情を説明できれば、カッコいいと思います。

田作りは残念ながらそこまで簡単な訳が思いつきません。一応私はアメリカ人の同僚に紹介したときにはそれが "seared and caramelized baby sardines" (炒って、飴にからめたイワシの稚魚)であることを説明し、ついでに 'maker of fields' という名前が、イワシが肥料に用いられたことに由来することや、別名の「ごまめ」の「まめ」が英語で言う "diligence" と "health" を意味することを説明しました。
(毎年田作りを作るのが私の担当となっているため、作り方を思い出しながら解説しました。作ったことがあると、簡単ですね)

あと、忘れてならないのは「お屠蘇」。説明としては "a special liquer made by steeping herbs in sake" で十分どのようなものか伝わると思いますが、実はこの漢字、「邪気を屠り、魂を蘇らす」(to drive away evil and revive the soul)という思いに由来するみたいですね。恥ずかしながらこれは今年、樫原神宮から頂いたお屠蘇の素に添えてあった解説書を読むまで知らなかったのですが、本当はここまで説明できれば言うことなしですね。

ちなみに、最初の初詣ですが、英語で説明するなら神社(shrine)に行くのか、お寺(temple)に行くのかによって、区別することになります。全部ひっくるめて、趣旨を含めて説明するのであれば、
"We visit shrines and temples in the new year to pay our respects to the gods."
という感じでしょうか。
多神教の国ならではの習慣ですよね。


ところで、我が家でも決して伝統一辺倒ではありません。新年へのカウントダウンはシャンパンで祝うし、昨日初詣の途中でのお昼はホテルでのランチビュッフェでした。(これでお腹一杯になりすぎて、夕食はお雑煮の代わりに雑炊になってしまいました)

何事もバランスが大事だ、ということでしょうね。
posted by EnglishMaster at 22:52| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月01日

Happy New Year!

Happy New Year, everyone!

May this year bring all of us health, happiness, lucre, and luck.

2007shogatsu.jpg

昨年よりもちょっとだけ豪華な玄関飾りです。

さてさっそく新年の抱負(New Year's Resolutions)をいくつか考えました。

でも、ダイエットしよう、とか早起きしよう、といったありきたりの抱負ではつまらない上、結局続いたためしがないため、今年はそれ以外のことをリストアップしてみました。

まず、総論から:
1. Never tell myself that I don't have time to do something
昨年は「そんなことをやる時間がない」とネガティブに考えて、結局時間を無駄にしてしまったことに対する反省です。

で、これを実現するための各論をいくつか:
2. Go on a real vacation
(昨年は結局面倒くさくなってどこにも行かなかったような状態だったので)
3. Update this blog more diligently
(昨年の終盤は大分ペースが落ちてしまい、書きたいことは溜まる一方だったため、結構ストレスになっていました。でもこれを実現するためにはやっぱりノートパソコンが必要かも)
4. Practice the violin; take lessons again
(やらないのはあまりにも勿体無いことに加え、集中力にも良い)
5. Brush up on my French
(せっかく無料でレッスンしてもらえることが多いときに、真剣に勉強しないのは損)
6. Keep better track of my finances
(1人暮らしをやめてからはいい加減になっている)
7. Weigh myself every morning

...not necessarily in that order. (各論は順不同です)

ちゃんと続くのでしょうか...

続くのかどうか不安なのは、もう一つ。
大晦日に必死になって掃除して、やっとまた机が使える状態になりました。

今朝、きれいに片付いた机を見たらあまりにも嬉しかったのでまた写真を一枚:

desk.jpg

この、机の表面が見える状態はいつまで続くのでしょうか。
posted by EnglishMaster at 19:38| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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