2006年04月30日

ネイティブのように辞書を引こう!

皆さんはどんな時に辞書を引きますか?

レッスンの予習でテキストの中の新出単語の意味を調べておくときでしょうか。
それともレッスンの予習段階(もしくは休み時間)で、次のレッスンで自分で使いたい単語を調べるためでしょうか。

もし、前者のみであれば危険信号です。学習が受身一本になりつつある兆候です。
(第一、新出単語であれば原則としてレッスン中に先生に聞くのが一番です。英和辞典は先生の説明に納得が行かない場合のバックアップと考えるべきでしょう)
でも、後者の引き方ができていれば、そしてさらに自分が発言するためだけでなく、質問をするために辞書を引けていたら、それは本物の「使える英語」への軌道に乗っていると考えて良いと思います。

さて、このように自分が「使うため」に辞書を引くとき、皆さんはどんな辞書を使っているのでしょうか。

電子辞書?紙の辞書?中辞典?大辞典?
和英辞典?英和辞典?英英辞典?

なぜこのような質問をするかというと、最近立て続けに "comfortable" に関連して似たような間違いに出くわしたからです。

I think skydiving is comfortable.
I was uncomfortable because the flight attendant practically ignored me on the plane.

(ここでは便宜上、オリジナルの発言を少し変えてあります)
それぞれレベルも全く違う生徒さんですが、同質の間違いを犯しており、同様の間違いを本当によく耳にするのでここで掲載させていただきました。
それは comfortable → 気持ち良い、uncomfortable→ 不快
ということを前提に、それなら気持ち良い→comfortable、不快→uncomfortable だろう、と考えてしまっているところにあります。

これはちょうど、前回の「使役色々」で指摘した "make s.o. do s.t." は確かに「〜させる」になるが、「〜させる」が必ずしも "make s.o. do s.t." に対応するわけではない、という話と同じですよね。

つまり、くどいようですが、逆は必ずしも真ならず、なのです。

では、どうすればこのような間違いを回避できるのかというと、まずはとりあえず使ってみて、直されて、反省するのも手です。
生徒さんの中には「○○と○○はどう違うのか」「どうしてこの言葉ではいけないのか」「イメージが湧かないのでもっと例文を出して欲しい」と徹底的に聞いてくる方もいますが、それはそれですごく良い勉強法だと思います。

ただ、世の中丁寧に直して解説してくれる先生ばかりとも限りません。そして「生き字引」に頼れないときでも、ビジネスの場などでは恥をかきたくないものですよね。

そこで勧めたいのが、「ネイティブのような辞書活用法」です。

つまり、英英辞典を引くのです。

皆さんが国語辞典を引く場合を思い出してみてください。
ただ意味が分からない場合なら定義を読んで終わりかもしれませんが、「二つの言葉のうち、どちらの方が適切か」を悩む場合、また「この言葉はどう使えば良いのか」と少し不安な場合などではとりあえず例文に一通り目を通して、その言葉のイメージをつかみますよね?
それを英英辞書でもやればいいだけのことです。

(先ほどの、 "comfortable" を用いた例文ですが、なぜおかしいのかが分からなかった場合、もし手元に英英辞典があるのであれば、是非 comfortable と uncomfortable を引いてみましょう。そして実際に辞書に載っている例文を参照しながら自分でも例文を作ってみれば、自信を持って使いこなせるようにると思います)


でも、このような使い方をするとなると、やはり一口に英英辞典といってもそれなりに例文が揃っているものが良いですよね。
最低でも中辞典レベルの大きさは欲しいものです。

そこでオススメなのが電子辞書。
通常は和英辞書で引いた単語からボタン一つで同じ単語を別な辞典で引ける「ジャンプ機能」なるものがついているため、とても便利です。
私が持ち歩いている電子辞書には Longman's が入っていますが、専門用語があまり無い点を除けば、まあ十分かな、という気がします。
(ちなみに、バリバリの専門用語であれば、「逆も大抵真」なので、むしろ楽だったりします)


でもやっぱり電子辞書は高いし、持ち歩く必要はないや、と思うのであれば、オンラインの英英辞書がオススメです。

とりあえず、私が電子辞書のバックアップとして使っているものだけ紹介しましょう。

オックスフォード現代英英辞典(Oxford Advanced Learner's Dictionary)

Merriam-Webster Online Dictionary

oald.jpg m-w.jpg

前者は Oxford English Dictionary と同じ出版元で、学習者向けに編纂されたものであり、イギリス英語もアメリカ英語も両方載っています。最近は電子辞書にも数多く搭載されていますよね。
これは無料で利用でき、例文もなかなか良いのですが、やはり専門用語が少なめですね。

後者は、アメリカ英語の権威である Merriam-Webster で、学習者向き中辞典の Collegiate 版と大辞典の Unabridged 版があります。
いずれも14日間の無料トライアル期間があるみたいですが、個人ユーザだと試用期間経過後は Collegiate 版で年$15、Unabridged 版で年$30(これでCollegiate も利用可)かかります。
なお、机の上に紙の辞典を置いておきたくて、本屋さんで辞典を購入すれば、最初の一年間は無料になります。

もっと良いのを知っている、という方がいらっしゃったら、是非コメントで紹介してくださいね。

愛用の辞書についてさらに一言
posted by EnglishMaster at 23:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 文法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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